あなたがリフレッシュや気分転換に嗜む飲み物は何だろうか。コーヒーや炭酸飲料など好みや気分で都度変えているのが実情だろう。ならばこの2つを同時に摂取することができたら……そんなアイディアから生まれたのが「コカ・コーラ プラスコーヒー」。これまで自販機のみの取扱いだったがコンビニでも発売されることになりリニューアルされた。
9割5分はコカ・コーラの味で風味はコーヒー。だが、味は…
過去に炭酸入りコーヒー飲料にチャレンジしたメーカーは多数あった。眠気覚ましにはいいという意見もあったようだがことごとく撤退している。コカ・コーラシステムがそれを知らないわけがないから、よほど勝算があったのだろう。
昨年自動販売機で発売した「コカ・コーラ COFFEE PLUS」が思いのほか良かったからこそのコンビニ発売決定だろうが、やはりにわかには信じられないのが本音。
新発売となる『コカ・コーラ プラスコーヒー』(250ml缶・希望小売価格 税抜128円・2018年9月17日発売)は、前回より60ml増量した250ml。コンビニ向けのリニューアルとは言え、量が少ないという意見があったのだろうか。
そもそも開発のきっかけは仕事中のリフレッシュや気分転換が目的。炭酸飲料は子どもが飲むものというイメージもあるかもしれないが、35歳以上の層でも飲んでいる人はいるらしく、中でも仕事中に飲む人の割合は最も多い結果がでたとか。
そのうち週1回以上コーヒーを飲む人の4割以上が炭酸飲料で飲んでおり意外にもこの2つの飲料の共通点はあるようだ。
物理的な炭酸の刺激とカフェインによる体内の刺激のダブルパンチで気合を入れられると聞けば効果がありそうに聞こえるが、同じ目的だからといってくっつけていいものではない気がする。
だが、イノベーションとは意外な組み合わせからできるもの。実際に飲んで確かめてみよう。
「ちょっと味が”アレ”なエナジードリンクの感覚」
カシュッと蓋を開けるとほぼコーラの香り。若干違和感を覚える香りはコーヒー成分だろう。
一口飲むと始めはコーラ、後味コーヒー風味といったところ。どうやって飲むのが正しいのか分からないが、炭酸が主体のためゴクゴクと飲めるのは確か。コーヒーの風味は駄菓子などによくある味をイメージしてもらうと近い。
最後まで飲んでみたものの、これならばコカ・コーラ単品でもいいのでは? という疑問も拭えない。なんなら、コカ・コーラにカフェインだけ入れてもらってもOKだ。
ネタ飲料という印象を拭えないが、同社はたぶん本気で作っているはず。
味ばかりにクローズアップしたが、商品の狙いは仕事中に飲んでほしい飲み物。仕事が上手くいかない時、気分転換したい時、どうしても目を覚ましたい時にチャレンジしてみてほしい。
全国のコンビニ、自動販売機で発売中。