近くにいるiPhoneと写真などを共有することができる「AirDrop」機能を使った痴漢や迷惑行為が急増しているようです。NHKによると、AirDropを使い他人にわいせつ画像を送った疑いで書類送検された事例も報じられています。
「AirDrop」を使った痴漢・迷惑行為が急増、迷惑防止条例違反で書類送検される事例も
近くにいるiPhoneと写真や動画などを共有することができる機能「AirDrop」を使った、痴漢や迷惑行為が急増しているようで、Twitterで多くの報告が見られています。
NHKニュースは8月15日、電車内の見ず知らずの女性にAirDropを使いわいせつ画像を何度も送信し閲覧させたとして、迷惑防止条例違反で男性会社員を書類送検したと報じていました。
Twitterでは同様の事例を報告するユーザーが見られており、夜遅い時間の電車内などでの被害が多いようです。
NHKが報じた事例で書類送検された男性会社員は「わいせつな画像を送って女性が恥ずかしがるしぐさが見たかった」と話していたとのこと。
「AirDrop痴漢」の対策方法は?
AirDropは友だちと写真を共有する時などに非常に便利な機能ですが、痴漢や迷惑行為にあう可能性があるということは危険な機能なの?と考えてしまう人もいるかもしれません。
設定をしっかりとしていれば痴漢にあうことはないので、知らなかったという人はこの機会に設定を見直してください。
「AirDrop」を使わないときは「受信しない」に設定する
一番確実な対策方法は、AirDropを使わないときは「受信しない」という設定にしておくこと。コントロールセンターから「AirDrop」を選択して設定を変更することができます。
もしくは設定アプリから 設定 > 一般 > AirDrop と選択すれば変更可能。「連絡先のみ」に設定すれば、連絡先に入っている人からのみ受信することも可能です。
「AirDrop」に表示される名前を変更しておく
AirDrop痴漢をしてくる人は、AirDropに表示される名前を見て痴漢をする相手を選んでいます。パッと見ただけでわかる女性の名前や、かわいい絵文字を使っている名前は被害にあう可能性が高いです。
AirDropに表示されるのは「iPhoneにつけている名前」なので、設定アプリから変更が可能です。設定アプリから 一般 > 情報 > 名前 と選択すれば変更することができます。
iPhoneの名前にユニークなものをつけると逆に注目を集めてしまう可能性もあります。基本的にはiPhoneの名前を変更するよりも、AirDropの受信設定を変更する方法をオススメします。