Googleは9日、「ページの読み込み速度」をモバイル検索のランキング要素として利用する「Speed Update」をすべてのユーザーに対して導入を開始したと発表しました。
デスクトップ検索では対象となっていた「ページの読み込み速度」をモバイル検索でもランキング要素に
Googleは9日、「ページの読み込み速度」をモバイル検索のランキング要素として利用する「Speed Update」をすべてのユーザーに対してロールアウトを開始したと発表しました。
これまでも「ページの読み込み速度」はランキング要素として使用されていましたが、デスクトップ検索のみを対象としていました。
なおページの読み込み速度が遅い場合でも、検索クエリと関連性の高いコンテンツは高い順位に掲載される場合もあるとのこと。
読み込み速度が「速ければ上位に表示される」わけではない
「Speed Update」については一部で間違った解釈も注目を集めましたが、グーグル株式会社のサーチクオリティーチームでシニア・サーチ・エバンジェリストを務める金谷武明氏は、以下のように補足をしています。
Speed Update についての補足です。
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) 2018年7月3日
1)アナウンスしている通り「ユーザーに本当に遅い体験を提供しているようなページについてのみ影響し」ます。
2)それは遅さに応じて段階的に適用されます
3)今月ローンチ予定です。
もしすでに十分速いサイトの場合、改善しても特に何も変化は起きません。 https://t.co/JcReDliMGw
「本当に遅い」とはどの程度なのか、「段階的に適用」の基準や範囲はどの程度か、など疑問点はありますが、SEOで著名な鈴木謙一氏は「PageSpeed Insightsで“Slow”と判定されたら要注意かもしれません」と1つの指標を示していました。