お笑い芸人・ひょっこりはんが「mora」「レコチョク」などで配信していた楽曲が著作権侵害だと作者が主張していましたが、問題の配信されていた楽曲を制作したのはセンチメンタル・バスのアキノリ(鈴木秋則)が、「大人の事情」で制作したとTwitterで明かしていました。
「配信とかの商売にできる版の依頼を受けて作ったのよね、大人の事情で笑」
フリー音楽素材サイト「MusMus」で配布されているBGMが、ひょっこりはんがレコチョクなどに配信している楽曲に無断使用され「著作権侵害」と作者が発表しました。
この騒動をうけ、各音楽配信サービスからひょっこりはんの情報が削除され、現在は販売が停止されています。MusMus管理人による今回の経緯説明によると、4月初旬に規約違反動画が確認された際、ひょっこりはん側とコンタクトをとっており、規約に準じて利用するようにというやり取りがあったとのこと。
ひょっこりはん、著作権侵害!? ネタBGM配布のフリー音楽素材サイトが経緯を報告問題の楽曲は4月4日に配信開始されていたもので、元センチメンタル・バスのアキノリこと鈴木秋則氏が制作したもの。
宣伝。
— 鈴木秋則 (@akinori_suzuki) 2018年4月4日
ひょっこりはんが“ひょっこり”するときのBGM制作しましたので是非。 https://t.co/ld2npeOkDI
鈴木秋則氏はTwitterで「ひょっこりはんが“ひょっこり”するときのBGM制作しましたので是非」と宣伝し、「配信とかの商売にできる版の依頼を受けて作ったのよね、大人の事情で笑」と制作にいたった経緯を明かしていました。
配信とかの商売にできる版の依頼を受けて作ったのよね、大人の事情で笑
— 鈴木秋則 (@akinori_suzuki) 2018年4月5日
「大人の事情」が著作権侵害を指しているのか、ツイートだけでは不明。
ちなみに「MusMus」で配布されている楽曲を「クレジット表記せず有償で楽曲を使用する場合」、1曲につきかかる使用料は2000円と案内されています。2000円払いたくなかったということなんでしょうかね……。
ひょっこりはんと鈴木秋則氏の打ち合わせは3月、すでにJASRACに仮登録済?
鈴木氏のTwitterを遡ってみたところ、ひょっこりはんとの打ち合わせは3月1日に行われている模様。
ひょっこりはんは超オシャレ男子で「街を歩いていてもバレないなと思いました」と出会った感想をツイートしています。
打ち合わせで初めて会ったひょっこりはんは超オシャレ男子で、これは街を歩いていてもバレないなと思いました!
— 鈴木秋則 (@akinori_suzuki) 2018年3月1日
問題の楽曲については3月17日に制作が完了したことも報告。
ひょっこりはんの音楽制作、完了。
— 鈴木秋則 (@akinori_suzuki) 2018年3月17日
そのうちなんかでるよっ。
5月22日には「ひょっこりはんのアルバム」に収録されている「ひょっこりはん完全版」がJASRACに仮登録されている写真をTwitterに投稿していました。
— 鈴木秋則 (@akinori_suzuki) 2018年5月22日
6月1日午前23時頃にJASRACの作品データベース検索サービスで「鈴木秋則」を検索したところ、鈴木秋則氏が権利者となっている楽曲に「ひょっこりはん完全版」は表示されませんでした。