MacのCPUをフル稼働させるマルウェア「mshelper」が報告されています。AppleのサポートコミュニティやRedditなどで報告されており、仮想通貨のマイニングマルウェアではないかと推測されています。
CPU稼働率が294%!? 高負荷なプロセスを実行しているマルウェア「mshelper」
アメリカのApple サポートコミュニティやRedditなどで、MacのCPU稼働率が異常に高負荷になるマルウェアの報告がされています。報告によるとマルウェアはアクティビティモニターで「mshelper」というプロセス名で表示されるとのこと。
Apple サポートコミュニティに投稿されたアクティビティモニタのスクリーンショットではCPU稼働率294.6%というかなり高負荷なプロセスを実行しています。
Apple サポートコミュニティに報告したユーザーによると、一部のアンチウィルスソフトでは仮想通貨のマイニングマルウェアとして検出されているようです。
CPUが高負荷な状態が続くため、Mac本体が異常に熱くなったり、バッテリー消費が通常よりも早くなったりする可能性があります。
「mshelper」に感染しているか調べる方法と対処方法
「mshelper」に感染している場合、アクティビティモニターでプロセス名に「mshelper」が表示されます。(アクティビティモニターは「アプリケーションフォルダ > ユーティリティフォルダ」内にあります)
「mshelper」のプロセスを強制終了しても、一定時間が経過すると再起動されてしまうため、根本的な解決になりません。そのため、ライブラリ内にある2つのファイルを削除する必要があります。
Macのライブラリから削除するファイル
アクティビティモニターに「mshelper」のプロセス名が見つかった場合、以下の2つのファイル(フォルダ)を削除してください。
- /Library/LaunchDaemons/com.pplauncher.plist
- /Library/Application Support/pplauncher/pplauncher
Finderのメニューから「移動 > フォルダへ移動」を選択し、上記のファイルパスを入力すれば簡単に見つけることができます。