Twitterのジャック・ドーシーCEOは8日、自身のTwitterアカウントからライブ配信(Periscope)を行い、Twitterが付与する「認証バッジ」を、今後は全ユーザーを対象にする方針であると話しています。
Twitterの認証バッジ、将来的には誰でも取得できるようにする方針
Twitterから付与される「認証バッジ」について、同社CEOのジャック・ドーシー氏が「将来的には誰でも取得できるようにする方針」であると明かしました。
同氏が自身のTwitterで行ったライブ配信(Periscope)で明かされ、「誰もが自分自身について立証できることで、Twitterが判断することは必要なくなり、不要なバイアスがかかるのを防ぐことができる」としています。
A conversation on #health https://t.co/Il8Mtx1JOs
— jack (@jack) 2018年3月8日
当初の認証バッジは著名人のみに公開されていました。その後、世間の感心を集めるアカウントに拡大され、ジャーナリストや作家、クリエイターなどに公開されていきました。
Twitterはヘルプページで「認証済みバッジは、Twitterによる支持を黙示的に表明するものではありません」と説明しています。
「Twitterのお墨付きアカウント」と勘違いするユーザーが増え、審査Requestを停止
「認証バッジ」を「Twitterからお墨付きをもらったアカウント」と間違った認識をするユーザーが増えたこともあり、昨年11月に認証バッジのプログラムに変更を行うとし、認証バッジの審査リクエストは一時中止されています。
先日ご案内したように、認証バッジのプログラムに変更を行います。ご本人であることを意味する認証バッジですが、「Twitterに(価値を)認められたアカウント」という意味合いが広まってしまいました。この違いをもっと以前に明確にすべきでした。申し訳ございません。 https://t.co/QFbMthzvp4
— Twitter Japan (@TwitterJP) 2017年11月15日
認証バッジのリクエストを公開制にしたことで、この誤解がより広がってしまいました。そこで認証/検証プログラムを新しくします。しばらくの間、認証バッジのリクエストをストップします。
— Twitter Japan (@TwitterJP) 2017年11月15日
現在の認証バッジがついたアカウントに見直しを行い、新しいガイドラインに沿わない場合はバッジを外させていただきます。この件についての日本語のヘルプページが出ましたらあらためてご案内させてください。
— Twitter Japan (@TwitterJP) 2017年11月15日
またジャック・ドーシー氏は「アイデンティティ」と「匿名性」もTwitterの重要な部分であるとコメント。明らかに"ネタ"のツイートをしている「パロディアカウント」などは、それをネタだと誰もがわかるような表示方法も検討しているとのことです。