「インスタ映え」してます?2017年に流行語大賞にまでなった「インスタ映え」ですが、その正体はいったいなんなのか。インスタ映えの正体を解き明かすために作られた「自分が撮った写真をAIがインスタ映えしているかを判断するアプリ」が登場しました。
「インスタ映え」の正体とは何かを解き明かすために作られたアプリ
乾祥碩(Akihiro Inui)さんが、「インスタ映え」の正体を解き明かすために、自分が撮った写真をAIが「インスタ映え」しているか判断するアプリ「Instafly」を制作。AppStoreで公開しています。
乾さんによると、インスタ映えする写真、インスタ映えしない写真など15000枚を用意し、AIに学習させたのだそう。
例えば、おじさんがInstagramに投稿しがちなご飯の写真を「Instafly」で解析するとインスタ映え度は55%。一方、少しリア充感を感じられるような友だちとの集合写真は85%となかなか高いインスタ映え度になりました。
カメラロールにある写真、もしくは「Instafly」で撮影した写真の「インスタ映え度」を判定できます。乾さんによると、データ不足や学習させた写真の対象が偏っているため、自分の思ういい写真のインスタ映え度が低かったり、高かったりすることがあるそう。
同じ写真であっても、やはり加工してあげるとインスタ映え度が上がることも。
iPhoneの中にはまだInstagramにアップしていないけれど、すごいインスタ映え度を叩き出す写真があるかも?
単純に写真だけで判断できない「インスタ映え」
数年前は「フォトジェニック」という言葉のほうが主流でしたが、「インスタ映え」に移り変わって来たことからわかるように「良い写真かではなく、SNSで映えるか」がポイント。
「Instafly」は「SNSで映える」のポイントをどのように学習しているのかはわかりませんが、「ストーリー」や「意外性」でインスタ映えしているような写真は判断が難しいのかもしれません。
ちなみにAIが学習した写真は風景が多かったということなので、風景写真のインスタ映え度を診断するには最適かもしれません。アプリは無料なので、是非お試しください。