海外旅行などで「インスタ映え」しそうなスポットで撮影される写真って、どこかで見たことがあるような写真が多いのでは?それを証明したかのような動画が公開され話題になっています。
みんなが撮っている「インスタ映え」する写真だからこそ撮りたくなる?
Vimeoに「Instravel - A Photogenic Mass Tourism Experience」という動画が公開され注目を集めています。投稿したのは世界中を旅して動画を投稿しているOliver KMIAさん。
Oliver KMIAさんは、旅先での観光スポットに大勢の観光客が訪れているのを目にし腹が立ち、混雑していない場所へ向かい、その街に住む人々に衝撃を受けたのだそう。その後、HiérophanteのMV「Clichés」を思い出し、同じアイデアで観光客にスポットをあてた動画を撮ることを思いついたそうです。
動画では世界中の観光スポットで似たような「インスタ映え」する写真をまとめたもの。飛行機の窓からの写真や、ロシアの写真家・Murad OsmannさんがInstagramで公開している写真シリーズ「Follow Me To」をマネした写真。
ピサの斜塔を支えるように撮影した写真や、マチュピチュ、モアイ像、伏見稲荷大社、ラーメン、ビキニなど多くのシーンを集めています。Oliver KMIAさんは旅行の目的が「ネット上で自慢すること」になってしまったかのようだと、The Guardianの記事を紹介しています。
「インスタ映え」するようなスポットにいって、写真を撮りたいという気持ちはわかるので、そういた感情の共有方法って悪いことでもない気がしますが……。休みの日の昼間っからビール飲んでる写真とかインスタに投稿したいですもんね。
アイデアの元ネタになったHiérophanteのMVはこちら
Oliver KMIAさんが元ネタとして紹介していたHiérophanteのMV「Clichés」は以下。使っている写真が違うだけで、ほぼ一緒ですね!
ちなみに、こちらのMVが公開されたのは2年前。SNSがない頃だって、みんな同じような写真撮ってたと思うんですよね。例えばロンドンに行ったら絶対「Abbey Road」でビートルズのジャケ風写真撮っちゃうみたいな。
良し悪し関係なく、好きな写真撮ったらいいですよね!