iPhone Xが採用した有機ELディスプレイ(OLED)はバッテリーの消費電力が少なく、iPhone Xのバッテリー持ちは大幅に向上しました。さらに、iPhoneの「ダークモード」を利用するとバッテリー消費を大幅に節約できることが明らかになりました。
iPhone Xで「ダークモード」にすると、約60%もバッテリー消費が抑えられる!?
AppleInsiderがiPhone Xのバッテリー消費のテスト結果を公開。テストの結果、「ダークモード」を利用することでバッテリー消費が大幅に抑えられることがわかりました。
iPhoneのバッテリー消費で最も大きいのがディスプレイ表示。iPhone Xの有機ELディスプレイ(OLED)はバッテリー消費が少なく、電池持ちの評判は高いですが「ダークモード」を利用すれば、もっと長持ちになります。
iPhone X OLED display + grayscale + smart invert colors + low power mode = ridiculous battery life. pic.twitter.com/vXV821jXrO
— Neil Hughes (@thisisneil) 2017年11月5日
ダークモードとはiPhoneで「反転(スマート)」を適用させた状態のこと。テストではiPhone Xのディスプレイの明るさを最大にして、ウェブサイトを3時間表示させバッテリー残量を比較するというもの。
何も設定していないiPhone Xでは「100% → 28%」になっていましたが、ダークモードのiPhone Xは「100% → 85%」と、その差は約60%にもなったそうです。
iPhone Xで「ダークモード」を設定する方法
iPhone Xをダークモード(反転:スマート)に設定するためには設定アプリを利用します。設定アプリの一般からアクセシビリティを選択。
次のページでディスプレイ調整を選択すると「色を反転」と「カラーフィルタ」という2つの項目が表示されます。ダークモードの設定は「色を反転」を選択します。
「色を反転」で「反転(スマート)」を選択するとダークモードと呼ばれているモードに変更することができます。また「カラーフィルタ」で「グレイスケール」に設定することもバッテリー消費の節約に大きく貢献します。
ダークモードはiPhone Xに表示される一部はカラーですが色が反転している状態。グレイスケールは、完全にモノクロの画面になるモードです。
実用的かどうかは話が別ですが、バッテリー状態が残り少ない時に「低電力モード」とあわせて使えばかなり効果的。なお、ダークモードがバッテリー節約に効果的なのは有機ELディスプレイを搭載しているiPhone Xのみで、他のiPhoneには効果はありません。