Macお宝鑑定団Blog(羅針盤)が1日、3日に発売開始となる「iPhone X」のベンチマークテストの結果を公開しています。テストによると、「iPhone X」は「iPhone 8 Plus」と同じ仕様ということが判明したようです。
「iPhone X」と「iPhone 8 Plus」は同じ仕様、メモリはCPU性能に差はなし
11月3日より発売開始される「iPhone X」の先行レビューをMacお宝鑑定団Blogが公開しています。先行レビューの中で行っている「Geekbench 4」で調べたデバイス情報によると、iPhone Xのメモリは3GBということが明らかにされています。
また、CPUは「Apple A11 Bionic 2.32GHz」と表示されたとのこと。この仕様は「iPhone 8 Plus」と同じ仕様であり、メモリやCPUにはiPhone XとiPhone 8 Plusには差はみられないようです。
「iPhone X」のベンチマークスコアは「MacBook Pro(Late 2016)」に匹敵、GPUは「MacBook(2017)」に匹敵
同じく、Macお宝鑑定団Blogの「iPhoen X ベンチマークレポート」によると、iPhone XはiPhone 7と比較して「シングルスコアは約1.2倍」「マルチコアは約1.7倍」だったとのことです。
これは「MacBook Pro(13-inch, Late 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)」に匹敵する性能とのこと。
また、iPhone XのGPU性能はiPhone 7と比較して、約1.15倍早いという結果。これは「MacBook(Retina 12-inch,2017)に匹敵する性能とのことです。
新しい体験をしたいなら「iPhone X」、スペックとコスパのみで判断するのであれば「iPhone 8 Plus」
仕様では「iPhone X」と「iPhone 8 Plus」に差がないことが判明しましたが、iPhone Xの魅力は新しいディスプレイやFace IDなどが与えてくれる体験。ですが、買い換えるには、iPhone Xは価格が高いという点も懸念材料の1つ。同じストレージ容量を選択した場合、iPhone 8 Plusとの価格差は約2.4万円もあります。
さらに、「ディスプレイ破損」や「その他の修理」にかかる料金も、iPhone 8 Plusと比較してかなり割高です。ディスプレイ修理の場合、価格差は約1.2万円。その他の修理の場合、価格差は約1.7万円にもなります。
iPhone Xの「先行レビュー」を見る限り、iPhone Xで得られる体験はその価格差を納得させるものだと思いますが、ここは個人の価値観の問題。
新しい体験がしたいなら「iPhone X」、これまでの使い慣れた操作感やコスパ重視なら「iPhone 8 Plus」という選択になりそうです。