日本の南で発生した台風22号「サワラー」ですが、28日(土)にも沖縄に接近し、29日(日)には本州に接近する可能性があるようです。
気象庁の発表によると、台風22号「サワラー」は28日(土)にも沖縄に接近。その後、29日(日)にかけ東へ進路を変え、本州に接近する可能性があるようです。
24日に発表されていた台風情報と比較すると、進路が北寄りに修正されており、本州への上陸の可能性は少し高くなっているようです。
太平洋にある大気圧の影響で、台風22号がどこで東に進路を変えるかが上陸の分かれ目になりそう。まだ、予報円は大きいため、今後の動向に注意が必要です。
台風22号「サオラー」の名前の由来は、吉田沙保里選手ではなく「絶滅危惧種の動物の名前」
昨日、台風22号の名前が「サオラー」と発表された際には「吉田沙保里選手」をイメージするユーザーが多く話題になりましたが、雲研究者・気象庁気象研究所研究官の荒木健太郎氏によると「絶滅危惧種の動物の名前」に由来しているそうです。
サオラーという名の台風第22号は吉田沙保里さん(@sao_sao53 )の熱烈なファンなのではとコメントが多く寄せられていますが,ベトナムレイヨウ(Saola)という絶滅危惧種の動物の名前です.サオラーは土曜日28日に強い勢力で沖縄に接近,その後は東へ.今後の動向に留意願います. pic.twitter.com/aGPjEC45bT
— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2017年10月25日
Wikipediaでは「サオラ」とされているウシ科サオラ属に分類される動物で、1種のみでサオラ属を構成しており、別名は「ブークアンオックス」「ベトナムレイヨウ」とも言うのだそう。
VIETJOベトナムニュースによると、「サオラ」を保護すべく世界初の養殖センターを建設中なのだとか。また、養殖に向けたサオラを捕獲することも難しく「幻の動物」とも呼ばれており、仮に捕獲できても長く生きられないそうです。