東名高速道路でワゴン車の進路をふさぎ停止させ、その車にトラックが追突し夫婦2人が死亡した事故。高速道路だけでなく「煽り運転」と呼ばれる危険な運転行為にはどのように対応すればいいいのか、雑誌&Webメディア「ベストカー」編集部の公式Twitterが対応方法について指南しています。
煽り運転で車を止められたら「車外に出ず、ドアをロックして警察に通報」
東名高速道路で6月、ワゴン車の進路をふさぎ停止させ、そこにトラックが追突し夫婦2人が死亡した事故。「煽り運転」をして停車させた運転手は、死亡事故を誘発させたとして逮捕されました。
この事件のように「煽り運転」で絡んでくる運転手は一定数います。そういった行為に対して、どのような対応をするのが正解なのか。車情報誌「ベストカー」の編集部公式Twitterが対応について指南する投稿が注目を集めていました。
「煽り運転」などの危険運転行為は道路交通法違反。事故・死傷などが起きた場合、危険運転致死傷罪が適用され最長20年以下の懲役、また当然ですが「免許取消・欠格期間5〜8年」の処分を受ける可能性があります。
煽り運転に代表される危険運転行為は道交法違反です。相手を事故・死傷などに追いやった場合は危険運転致死傷罪が適用され最長で20年以下の懲役に処される可能性があります。また、安全な車間距離を取らずに前車に接近する行為は、道路交通法26条が禁止する「車間距離不保持」に該当します。(続
— 『ベストカー』編集部 (@bestcarmagazine) 2017年10月11日
もし、違法行為に遭遇した場合は「速やかに車間距離を取り、安全な場所に停車するなどして警察へ通報」するように説明。
高速道路での車間距離不保持は3か月以下の懲役または5万円以下の罰金が科され、一般道での車間距離不保持については、5万円以下の罰金が科されます。違法行為に遭遇した場合は落ち着いて速やかに距離を取り、安全な場所に停車するなどして警察へ通報しましょう。(続
— 『ベストカー』編集部 (@bestcarmagazine) 2017年10月11日
相手が車外に出てきて挑発してきたり、脅迫行為や車両への暴行を加えてきても、車外に出て交渉するのはNG。そういった場合は「ドアをロックしてその場で警察へ通報することを強くお勧めします」とベストカー編集部は推奨しています。
もし相手が車外に出てきて挑発してきたり、脅迫行為や車両への暴行を加えてきた場合は、決して車外に出て交渉しようとせず、ドアをロックしてその場で警察へ通報することを強くお勧めします。自動車のガラスは(外からだと特に)なかなか割れません。素手ではまず困難なので落ち着いて連絡しましょう。
— 『ベストカー』編集部 (@bestcarmagazine) 2017年10月11日
「ガラスを割られたりしない?」→「プロ格闘家の最強の近接攻撃でも大怪我するレベルなので、慌てずに通報を」
また、余談として「自動車ガラスの割れづらさ」についても説明。2017年7月にK-1選手・小宮山工介さんが、燃えるトラックの窓ガラスを肘打ちで割り、運転手を救出した事件を紹介。落ち着いて、通報するようにと指南しています。
「比較的割れやすいサイドウィンドウ(フロントはもっと硬い)でさえ、割るにはプロの格闘家の最強の近接攻撃(肘打ち)でも大きな怪我をするレベル」
余談)自動車ガラスが外からだとどれだけ割れづらいかというと、比較的割れやすいサイドウィンドウ(フロントはもっと硬い)でさえ、割るにはプロの格闘家の最強の近接攻撃(肘打ち)でも大きめな怪我をするレベルです。慌てずに通報しましょう。https://t.co/YAY1CA6t89
— 『ベストカー』編集部 (@bestcarmagazine) 2017年10月12日
この一連のツイートは、ベストカー(Web)で記事化されているとのこと。記事の最後では違法行為への証拠保全のために「ドライブレコーダー」はとても有効とし、購入の検討もすすめています。
あくまで基本的な内容に留めておりますが、大事な話なので一連のツイートを本サイトにて記事化しました。認知度向上を願っております。クルマを大切に思っている人ほど「ボディ等を蹴られたら嫌だな」と外に出てしまうんですよね。いのちだいじに。https://t.co/a5DYxkiToN
— 『ベストカー』編集部 (@bestcarmagazine) 2017年10月12日