YouTuberのヒカルが4日、個人の価値を仮想株式として売買することができる「VALU」での詐欺疑惑騒動について説明した動画を公開。「VALU、VAZの関係者が関与していた」と明らかにし、NextStageの解散、ヒカルらの無期限活動休止が発表されました。VALUは関与を否定しています。
ヒカルがVALU詐欺疑惑について説明
ヒカルは今回のVALU騒動に関しての事実を、「僕たちの知る範囲で包み隠さずお話します」「時系列は定かではない」「覚えている範囲での話」として説明。LINEなどの証拠もあると話しましたが、動画内では公開しないことも明言しました。
【要約】ヒカルによる「VALU詐欺疑惑」の説明
- 「VALU」で「ヒカル、ラファエル、いっくんで価値を競い合う企画」が発端
- VAZでNext Stageを担当していた井川拓哉氏(VAZ顧問:当時)にVALUを教えていながら企画をすることに
- ヒカル、ラファエル、いっくん、井川氏、VALUと密につながっている2人と、VAZの従業員1人が関与
- ただしVAZの従業員は個人的に関わっていた
- VALUは当初から企画に関わっていた
- その根拠として「消すことができない最初に設定したユーザーを消してもらった」と説明
- ヒカルのVALU優待は初期に井川氏が設定していた
- 途中で「VAを全員売却し、得た金額を発表」「得たお金を別の企画に使う」と変更
- 井川氏もこの変更を知っていた。悪いこととは認識していなかった。
これまで謝罪しなかった理由ついては、「VAZとの話し合いの中で法律問題に発展しているため、この件について発言しないでほしい」と言われていたといい、それがVAZと自分たちのためになると考えていたと説明。
動画では「NextStage解散」と「活動休止」を発表。あわせてVAZも「怪盗ピンキー、かす、禁断ボーイズ、ヒカル、ラファエルの活動休止」を発表しました。
VALUは関与を否定「ヒカル氏らによる大量売却について当社は一切関知および関与しておりません」
この動画を受けVALUは5日、「ヒカル氏の動画における当社への不適切な言及について」と反論を自社サイトに掲載しています。
VALUは「ヒカル氏らによる大量売却について当社は一切関知および関与しておりません」と説明。VAZから「VALUに人気YouTuberをアサインできないか」と事前に相談があり、VALUの仕組みの説明などを行ったことは事実だとしています。
また、ヒカルが動画でVALUが当初から関わっていた根拠としてあげている件についても、「当社としては、VALU売り出し前でVALUERも存在しなかったため、そのような場合の他の利用者と同様、優待を無効化するために、優待の期日を変更する対応を行いました」と説明しています。