@JUNP_Nです。音楽関連業界の4団体が10日、公式のチケット転売サイト「チケトレ」をプレオープンしました。ですが、「ユーザーにとってメリットがない」「手数料が高すぎる」と批判の声が相次いでいます。
ユーザー「本当に行けなくなった時の救済措置を作って欲しい」→「安心して取引できます」
音楽関連業界の4団体(日本音楽制作者連盟、日本音楽事業者協会、コンサートプロモーターズ協会、コンピュータ・チケッティング協議会)が10日、公式のチケット転売サイト「チケトレ」をプレオープン。正式オープンは6月1日12時と発表。
チケットは全て定価で取引され、代金のやり取りは「チケトレ」が仲介。初回利用時に「本人確認」を行うため、安心して取引することができるというサービス。
まずは、ユーザーから最も意見が多かったという「「本当に行けなくなった時の救済措置を作って欲しい」という要望に応えたという「チケトレ」ですが、Twitterなどでは「メリットがない」「手数料が高い」などといった批判の声が相次いでいます。
手数料取られて紙チケットも発送しなくちゃいけなくて入金は公演の4日後って、チケトレを使うメリットが出品者側に一つも見当たらなくて困惑…何でこれが転売防止になるんだろ…?
— あらい (@ara1k1) 2017年5月9日
「手数料が高すぎ」「チケキャンのほうがいい」など、批判の声が続出
Twitterでは、「チケキャン」など他のチケット転売サイトと比較して「手数料が高い」という指摘が多数。チケットを転売するユーザーへの負担が多いのではという意見があがっています。
業界団体が作ったチケットリセールサービス「チケトレ」の手数料が話題なので比較表作ってみました。これ誰が使うの? #高額転売より高額手数料 pic.twitter.com/n0oURZMlPM
— ぬのむー (@nuno_6) 2017年5月10日
公式の場を提供してくれるのは有り難いがただでさえプレイガイドに訳分からない手数料払ってるのに、定価で売ろうとする出品者からさらに10%も手数料とるの?チケキャンは定価以上以下関わらず手数料8.64%だけど出品者にとってチケトレを選ぶ利点は?
— はるしろ (@whitelilyshiro) 2017年5月9日
これをチケトレに出すと利用手数料780円がかかって、チケット券面の定価での譲渡になるから手元に戻ってくるのは1220円
— やっぱり戦力外 (@yamatak70) 2017年5月9日
主催者、アーティストは無傷、ぴあはは手数料(1294円)の利益、購入者は実質562円お得
行けなくて残念な思いをしている人のみがさらに残念な気持ちに
チケトレで定価5000円のチケットを出品したら、取引手数料(10%)+送金手数料(380円)の併せて880円。購入者も取引手数料(10%)+システム手数料(3%)の併せて650円。現物の取扱もせずに、購入履歴管理するだけでチケ代の1/3も稼げるとかヤクザすぎませんかね。
— しげ (@shige_CF) 2017年5月10日
出品者の取引手数料
— こひえモン。 (@maxcofe) 2017年5月10日
チケトレ:10%
チケキャン:8.64%
購入者の取引手数料
チケトレ:10%
チケキャン:無料
出品者のシステム利用手数料
チケトレ:380円
チケキャン:無料
購入者のシステム利用手数料
チケトレ:3%
チケキャン:最大3.24%
まず、おさらい。
— 梛毅 -Nagi- (@NKtCeLL) 2017年5月10日
正規の転売業者であるプレイガイド各社の手数料問題。
横軸が券面値段、縦軸が券面値段に対する手数料の割合(%)。
少額チケットを買う場合ほど手数料の負担感が増し、3000円のチケットを買う場合、券面の25%以上の手数料を要求される。#チケトレ#転売NO pic.twitter.com/MlqOa9JCnA
で、今回の #チケトレ を3種類の券面金額 (ライヴハウス・ホール・アリーナを想定)で計算してみた。
— 梛毅 -Nagi- (@NKtCeLL) 2017年5月10日
既存システムのどれよりも手数料が高い。
新システムの利点(正規転売証明)をこの値段で買えということなのだと理解するが、そこまで善意あるひとが、一体何人いる?と思ってしまう。 pic.twitter.com/EW7fYBoUb5
まとめると、
— 梛毅 -Nagi- (@NKtCeLL) 2017年5月10日
・現在、券面値段で買えるチケットは、ほぼ存在しない(手売りと店頭がゼロではない程度)
・正規転売業者の手数料は、券面値段の15%前後(6.6~25.2%)
・正規転売システムの手数料は、券面値段の14~22%#チケトレ#転売NO
ねぇこれ誰が使うと思う?
まず、正規転売業者である、e+ ぴあ ローチケ の手数料をなんとかしよう。キミらが #転売NO とか言えた状態ではない…と思う。
— 梛毅 -Nagi- (@NKtCeLL) 2017年5月10日
全国どこでもチケットが買える利便性のために個人が支払える手数料の限度額は、券面の10%程度ではないかと、個人的には感じている。※カネはあるけどムダは嫌
具体例:
— 梛毅 -Nagi- (@NKtCeLL) 2017年5月10日
券面3500円のチケットを
正規流通『4350円』で販売し、
行けない場合には
正規転売『2720円』で売らせ、
差額1630円をプレイガイドという名の正規転売業者が丸儲けというのが #チケトレ というシステム。
券面値段の47%が手数料(・絶望・)。#転売NO
その他、「本人確認」で必要な情報が多すぎるといった声も。「チケトレ」では初回利用時に「氏名」「生年月日」「身分証明書画像(免許証・保険証・パスポートなど)」「住所」「口座情報(出品者のみ)」が必要になります。
また、本人確認には最大2日間かかるとされており、「急ぎの場合は使えない」という指摘もされています。