@JUNP_Nです。フリマアプリ「メルカリ」は27日、現金が額面以上の価格で出品されていた問題などをうけ「メルカリ、安心・安全への取り組みについて」というニュースリリースを発表。「24時間体制で監視・削除の対応」など、取り締まりを強化することが発表されています。
メルカリの対策は「24時間体制で監視」「200名以上のカスタマーサポート体制」など
フリマアプリ「メルカリ」は27日、現金が額面以上の金額で出品されており「クレジットカードの現金化」などを指摘されていた一連の問題をうけ、「メルカリ、安心・安全への取組みについて」というニュースリリースを発表しました。
発表では「ガイドラインを適切に整備」「24時間体制で監視・削除」「ユーザーへの注意喚起」「200名以上のカスタマサポート体制」「年中無休で問い合わせ対応」など、安全・安心を強調。
問い合わせには「12時間以内に対応」し、不具合や利用履歴の確認が広範囲に及ぶケースでも「最長24時間以内に対応」するとしています。また、規約違反にあたる商品は「通報から30分程度で削除等の対応」を行うとし、権利者側からの削除要請についても1〜2日以内に対応するとのこと。
商品ページから「不適切な出品の報告」を選択すると、以下のような画面が表示され、運営に報告することが可能。
報告では「違反の種類」を選択するのみ。記事執筆時点(27日)には、まだ取り締まり対象と思われる出品が多数ある状態です。
メルカリは22日、現行紙幣の出品を禁止。その後、「チャージ済みSuica」や「パチンコの特殊景品」などの出品を取り締まっています。
不正を防ぐために、ユーザー登録時などにチェックを実施
また、出品側への対策に加え、「ユーザー登録時」「取引時」「現金の引き出し時」にも不正のチェックを行うと発表しています。
事例として、同一人物による「クレジットカードの現金化」や「マネーロンダリング」を紹介。犯罪抑止のため、警察や経済産業省、国民生活センター等と情報交換を行い、そこで得た知見をカスタマーサポートに活用しているとのことです。
「ガイドライン」で健全になるのか、ゲームアカウント問題などはどうなる?
ユーザーが自由に出品できるプラットフォームである「メルカリ」や「ヤフオク!」などでは「不適切な出品」がされてしまうことは、一定数は仕方がないところ。
今後もユーザーとの"いたちごこっこ"が続くのかもしれませんが、適切なガイドラインの作成が健全化につながるのかは未知数。
これまでも「メルカリ」では、権利者が禁止している「ゲームアカウントの売買」が問題視されており、メルカリは「ゲームアカウントの出品は『お客さまからの要望が多かった』『他社の販売動向なども勘案した結果』解禁した」とねとらぼの取材にこたえていました。
ゲームアカウントの出品は「ヤフオク!」でも見られていますし、「ゲームアカウント 売買」で検索すると株式会社ウェブネーションが運営する「RMT.club掲示板 - 国内最大級のアカウント売買サイト」というサイトなども見られています。
ネットの闇は深い。