「SNSに写真を投稿すると位置情報が漏れる」と不安になっている人っていますよね。たしかにネットストーカーなんて人たちもいるので、写真から自分の居場所がわかってしまうのは不安です。でもTwitterやFacebookなどは写真の位置情報データは消してくれるって知ってました?
主要なSNSは投稿された写真の位置情報(Exif)はサービス側で削除しています
「iPhoneで撮影した写真には位置情報がついているから、SNSに投稿すると撮影した場所がバレるから怖い」と思っている人いますよね。最近のSNSはどうなっているのだろう、と気になったので調べてみました。
数年前にはそういった対策がされていないサービスも複数ありましたが、現在の主要なSNS(LINE、Twitter、Facebook、Instagram)は投稿された写真の位置情報は自動で削除されるようになっています。
Twitter、Facebookはヘルプページに位置情報を含むExifデータ(メタデータ)は自動で削除されるということが記載されています。
写真のExifデータはどうなりますか?位置情報サービスがオンの場合に、ツイートに位置情報をタグ付けすると、写真のExifデータに基づいておすすめの位置情報が表示されます。Twitter側で写真のExifデータを保存することはありません。このため、Twitterで写真を閲覧してもExifデータにはアクセスできません。
via:Twitterヘルプセンター
他の利用者がFacebookから私の写真をダウンロードした場合、その利用者にはどのような情報が表示されますか第三者がコンピュータ、携帯電話、またはタブレットに、あなたが掲載した写真を保存しても、その写真のメタデータは表示されません。メタデータは、写真が撮影されたときに、その写真に自動的に追加される情報です。この情報は、写真がFacebookに追加されるときにその写真とともにアップロードされます。
via:Facebookヘルプセンター
LINEのヘルプページには記載されていませんでしたが、サポートに問い合わせたところ「LINEに投稿された写真のExifデータは自動で削除されます」という回答でした。Instagmraは実際に投稿されている写真データを確認したところ、位置情報は削除されていました。
ちなみに、LINEでオリジナル画質の画像を送受信できるようになりましたが、オリジナル画質の写真であっても位置情報だけは削除される(それ以外のExifは残る)ようです。
※ 不具合(?)かLINEアプリ以外からiOSの共有機能を使い「オリジナル画質」をオンにして、写真をLINEに送った場合、位置情報が残っているという報告をいただきました。
また、いくら位置情報が消えているからといっても「風景で自宅がバレる」ということも十分にあるので、気にする人は要注意ですね。
それでも心配な人は「設定アプリ」から「位置情報サービスをオフ」にしましょう
「自動削除してくれるから安心」と思えない人は、iPhoneで撮影した写真に位置情報が付与されないように設定を変更してしまうという方法もあります。
「設定アプリ」から、「プライバシー > 位置情報サービス」を選択します。
「位置情報サービス」を利用できるアプリの一覧が表示されるので、カメラ関係のアプリケーションを利用する場合は全てオフにしてしまえば、写真に位置情報は付与されなくなります。
位置情報がなくなりますが、その反面で「写真を位置情報から探す」というような使い方ができなくなります。自分の利用スタイルにあわせて設定してみてください。