@JUNP_Nです。Dropboxが「ローカルに未同期(クラウド上のみにある)ファイルであっても、ローカルに同期されたファイルと同様に扱うことができる」という新機能「Project Infinite」を発表しました。この機能の登場で、PC/Mac本体の内蔵ストレージを圧迫することなく、大容量のファイルを扱うことができるようになります。
Dropboxにアップしてあればローカルになくても通常のファイルと同様に使える新機能「Project Infinite」
言葉で説明するとわかりにくい新機能ですが、Dropboxがすさまじい新機能「Project Infinite」を発表しました。
Dropboxは「ローカルのファイルを同期してクラウド上にアップする(もしくはブラウザから直接Dropboxにアップする)と、他のデバイスからDropboxを同期した際に同じファイルを扱うことができる」というサービス。
これまでファイル/フォルダごとに「同期する/しない」を選択することは可能でしたが、同期しないを設定してしまうとローカルからファイルが存在していることは見ることができませんでした。非同期のファイルを確認するためにはブラウザからDropboxにアクセスする必要がありました。
この「Project Infinite」では、非同期の設定すら不要。クラウド上にアップされているファイルをローカルに同期せずに、通常のファイルと同じように利用することが可能。つまり、PC/Mac本体の内蔵ストレージ容量を圧迫することなく、大容量のファイルを扱うことができるようになります。
もちろん、未同期のファイルを扱うためになインターネット接続が必要になるため、常にローカルに同期させておく設定も可能です。ローカルにあるファイルはチェックマークがつきます。
ローカル未同期のファイルにはクラウドマークがつきますが、ダブルクリックで通常のファイルを開くように操作が可能です。
ファイルのプロパティを見ると容量は「0byte」になっています。凄い。
「Project Infinite」のポイントは3つ、「ダウンロード不要でブラウズ」「クラウド上のファイルをローカルにあるように使える」「Windows 7以上/0S X 10.9以上」
発表によると「Project Infinite」の大きなポイントとしては3つが挙げられています。
- ローカルに同期されていなくてもクラウド上のファイルをブラウズすることができる
- ローカルにダウンロードされていなくても、通常のファイルと同様に扱うことができる
- 「Windows 7以上」「OS X 10.9以上」に対応
「Project Infinite」の提供について、現時点では詳細は明らかになっていません。発表が「Dropbox Business Blog」になっていることから、Businessアカウントのみの提供になるのか、Proアカウントや無料アカウントまで提供するのか、今後の発表に期待したいところです。
SOURCE:Dropbox Business Blog