@JUNP_Nです。2月19日よりサービスを開始した「IT・スタートアップ業界」に特化した英語学習サービス「HiNative Trek」を試してみました。1日1つの課題が与えられ、英作文をテキストと音声で提出、課題はアメリカ西海岸のITスタートアップが協力、アメリカ人の英語ネイティブがチェックして添削してくれます。
HiNative Trekは特化された英語学習サービスだからこそ意味がある
昨日サービスが正式に開始された、IT・スタートアップ業界に特化した実践的な英語学習サービス「HiNative Trek」を試してみました。
TechCrunchやTHE BRIDGEでも取り上げられ話題になっていた「HiNative Trek」は本当に使いやすいのか、価格に見合った対価はあるのか、気になっていた人の参考になれば幸いです。
「HiNative Trek」の一番良い点は「課題提出 → 添削」のサイクル
「HiNative Trek」の一番の特徴である「1日1問の課題提出」と「当日中に返ってくる英語ネイティブによる添削」のサイクル。これが一番使っていて良いと感じたポイントです。(当日中に添削してもらうためには午後1時までに課題提出が必要です)
提出される課題は普段英語に接していない人から見るとかなりヘビーです。「この文章を英作文にしなさい」という課題もIT・スタートアップ業界に特化しているということもあり、パッと英語が出てきませんでした。
(例)英訳「業務を効率化することにより、貴社の資金の節約に大きく貢献できるサービスを提供しています」
このような文章をテキストと音声で回答して課題を提出します。サービスの売りの1つでもあるであろう「スキマ時間に英語学習」というイメージでの利用は僕のレベルでは無理。ちゃんと調べたりしないと全く英語にできません。
むしろ「ちゃんと自分で調べて、英作文にして、実際に発音してみる」というサイクルが英語学習になると改めて実感しました。
課題を提出するとすぐに「模範解答」が表示され、テキスト&音声の両方を確認することができます。提出した課題は午後1時までに提出すると、その日中に英語ネイティブの先生から個別にフィードバックが行われます。
「HiNative Trek」の教材はアメリカのITスタートアップで働いている人がチェックして作成されており、課題の添削を行うのはアメリカ人の先生、本当に英語圏の現場で使われている実践的な英会話を学ぶことができます。ちなみに、このタイミングで先生に質問することも可能です。
あと個人的にモチベーションが高まるポイントとして、先生が褒め上手です。これって英語圏の文化なんでしょうかね。
課題が「IT・スタートアップ業界」に特化しすぎていて実践的、時間がない人は課題のまとめて提出もOK
かなり実践的な課題が出るので、空いた時間にパッと課題提出!みたいなことができるのは英語力が高い人。僕みたいな人はまとまった時間を作らないと課題提出ができません。
1日1問の課題は、週末などのまとまった時間が取れる時にまとめて提出することも可能です。
肝心の課題は毎月テーマが決まっています。例えば3月は「カンファレンスでの会話」がテーマになっています。
- 2月 自社サービスのピッチ - プレゼンテーションで自社製品の紹介に必要なフレーズを学ぶことができる。
- 3月 カンファレンスでの会話 - Tech系ミートアップ等で人と知り合う際に必要なフレーズを学ぶことができる。
- 4月 Email - VC、請求書関係の催促、カンファレンスで知り合った人にアポイントを取る方法。
- 5月 採用面接での会話 - 採用側、応募側それぞれの立場に必要なフレーズを学ぶ。
- 6月 自社サービスのピッチ - プレゼンテーションで自社製品の紹介に必要なフレーズを学ぶことができる。
- 7月 ピッチでの質疑応答 - プレゼンテーションで自社製品に関する質疑応答に慣れる事ができる
- 8月 Email 2 - メディアからの連絡、カスタマーサポートでのやり取りを学ぶことができる。
- 9月 社内でのコミュニケーション - 上司や同僚との会話に必要な基礎を学ぶことができる。
- 10月 電話での応対 - 海外支社との同僚との会話を中心に、電話で必要なやりとりを学ぶことができる。
- 11月 Email 3 - カスタマーサポート、採用への応募、自社のパーティーの連絡の取り方など。
- 12月 ユーザーインタビュー - ユーザーインタビュー/ユーザビリティテストの時に役立つ質疑応答フレーズを学ぶ。
- 1月 職場での雑談 - 上司や同僚との日常会話を通して会話に必要な基礎を学ぶことができる。
見て分かる通り、IT・スタートアップ業界ではないという人は全く興味もないテーマ。逆に、この業界にいる人にとっては身につけておきたいテーマです。
男子ハックのような個人メディアでも海外企業から多数のメールが来ます。アプリやウェブサービス、商品レビュー依頼から、広告出稿の依頼などメール内容は様々ですが、これからの時代は一定の英語力は必要ですよね……。
月額9,800円と聞くと高い、でも見方を変えると格安サービス
「HiNative Trek」は月額9,800円のサービスです。「9,800円って高い」って思いますよね。僕も思いました。ですが、他の選択肢と比較してみると「HiNative Trek」はかなりお得なサービスになっています。
IT・スタートアップ業界に特化しているという特徴を除いてもSkype英会話や他社の英語添削サービス等より優れているポイントがいくつもあります。毎日スタバでコーヒーを飲むくらいの感覚で実践的な英語学習ができるならかなりお得。
そもそもIT・スタートアップ業界で使える英語力を身につけられるサービスが他にはないというのは強力な強みです。
継続しないと英語力はつかない、「HiNative Trek」は時間も場所も関係なくいつでも使える
実際に使っている人の意見を知りたいと思ってTwitterを探してみると、良い評価が多め。継続しないと全く意味がないので、スマホさえあればいつでも利用できる「HiNative Trek」は今の時代にあっているのかもしれません。
これ使わせててもらってたけど、本当にいいよ
— けんすう (@kensuu) 2016年2月19日
1日1問の継続こそが価値を生む、lang-8がIT業界特化の英語学習サービス「HiNative Trek」をスタート | TechCrunch Japan https://t.co/lEad4mDuYx
HinativeTrekの課題提出が楽しい!
— Motoaki Tanigo (@tanigox) 2016年2月25日
一週間やりきったー!
— 西小倉宏信 (@pandeiro245) 2016年2月25日
充実してたけどたぶん費やした時間は合計で2〜3時間だと思う。
英会話学校へ行く交通時間や手続きの時間とか考えたらだいぶいい感じなのでは?#HiNativeTrek pic.twitter.com/tp8IeygtBg
スマホだけじゃなくてPCブラウザ(Chrome)からも使える
教えてもらうまで全く気が付かなかったのですが、Chromeからであれば「HiNative Trek」の利用が可能です。課題提出もテキスト、音声ともに利用できるので、自宅でやるならブラウザからのほうが良いかも。
「今年こそ英語を!」と思っていたIT・スタートアップ業界の人、これでダメなら英語学習は諦めたほうがいいかも……。是非お試し下さい!