@JUNP_Nです。「iPhoneの動きを軽くする隠しコマンド」というものが拡散されていますが必要以上に煽った記事のようです。実際に試してみた結果等、検証をしてみましたがほぼ変化なし。本当のところは「ストアのリロード方法」なんですって。
AppStoreのメニューを10回タップすると動作が軽くなる?
iPhone Maniaの記事(【超簡単裏ワザ】どんなiPhoneの動きでも軽くする隠しコマンドが発見される)を含め、iPhoneの動きを軽くする隠しコマンドが見つかったと話題になっていますが、それ本当に信じて大丈夫?
元ネタはBGRが公開した記事で、内容としてはApp StoreやApple Watchアプリなどの下部にあるメニューを10回タップすると、AppStoreが真っ白になった後、iPhoneの動作が軽くなるというもの。
冷静になって考えてみても、AppStoreでこれを行ってiPhoneの処理速度があがるというのは意味不明。いったいどういうことなのか試してみました。
「iPhoneの動作を軽くする」→「AppStoreのリロードをする」のようです
実際にメモリ使用量をモニターするアプリで実行前、実行後を比較してみました。
実行前 | 実行後 |
結果としては、iPhoneの処理速度が改善した様子は見られず通常の範囲内でしか変化は起こっていません。
他にも携帯総合研究所さんが「AppStoreのタブ連続タップ→iPhone高速化の裏ワザはホントか」と検証した記事を公開していますし、気になる、記になる…のTaisyo(@taisy0)も指摘しています。
これ昔からあるストアのリロード方法であって、OS全体が軽くなるっていうのはどうなんだろう ⇒ iPhoneの動作を軽くする隠しコマンドが発見される - IT速報 https://t.co/LKg6lm8IHw
— Taisyo (@taisy0) 2016, 1月 2
AppStoreのキャッシュ(一時保存ファイル)がクリアされるというような効果はありそうですが、やはりiPhoneそのものの動作が全体的に軽くなるというようなことは起こっていないようです。
必要以上に煽られた情報に要注意です!
簡単にiPhoneのメモリをクリアして動作を軽くするならこの方法
以前に紹介した記事ですが、10秒程度でiPhoneのメモリを簡単にクリアする方法があるので、興味のある方はこちらをお試し下さい。
こちらの方法を実際に試すと以下の様な結果になります。メモリの空き領域がめっちゃ増えます。
実行前 | 実行後 |
この方法もバッテリーの持ちが悪くなる等、良し悪しなのですが、動作は一時的に軽快になるので是非どうぞ。