食べ歩きの達人ことタベアルキストが「リピートしている」「人に教えたくなる」の2つの視点でお店を厳選。今回は東京の鍋10選をご紹介します。
冬の定番鍋料理!東京で美味しい鍋を食べられるお店はここ!
囲炉裏端の鍋から、座敷に七輪や鍋を持ちだして食べるようになったのは、文化が爛熟した江戸時代後期。町家では、すすや煙がきらわれたことから台所と食事をする場が切り離され、火床は薪をたく囲炉裏から、木炭を用いるコンロへと変化しました。
そして塩や味噌が主体だった調味料に醤油やみりんが加わり、鍋料理はもとより日本料理そのものが確立。懐石の献立にみる「椀物」も、その始まりは鍋料理なのです。
つまり、鍋料理は日本料理のルーツ。しゃぶしゃぶや野菜の鍋から、ふぐやすき焼きまでバリエーションも多種多様で、味の好みも細分化してきています。
1 谷中 鳥よし【谷中】
本能が旨いと感じるあんこう鍋の極み
どっさりのあん肝を贅沢にのせ、自慢の味噌スープに溶かして食べるあんこう鍋。ぷりぷりの身に濃密な肝が絡み、一度食べたら忘れられない。
2 きくち【湯島】
立ち上る湯気に甘さとコクが漂う魅惑のふぐしゃぶ
ふぐちりだけでなく、ふぐのしゃぶしゃぶも楽しめるコースが魅力。 質は申し分無く、ボリュームもたっぷり。それでいてお安い。刺身、煮凝り、唐揚から〆のふぐ雑炊まで、良質なふぐをお腹いっぱい頂ける。
3 軍鶏丸【恵比寿】
最上の軍鶏を鉄鍋でじっくり味わう
綺麗な炭の熱源でいただく軍鶏鍋。モモは軍鶏の旨味と弾力を残し、大根おろしと出汁醤油で食せば至福の時間が訪れる。
4 韓灯【月島】
五臓六腑に染み渡る韓国水炊き
鶏一羽をまるごと使用した韓国水炊き。コラーゲンたっぷりの滋味に富んだ上品な鶏スープを一口含むと、旨味が五臓六腑に染み渡る。
5 石頭楼 本店【乃木坂】
栄養価の相乗効果を高めるという神秘的な石鍋
角閃石の鍋が旨さを引き出す台湾風の石頭火鍋料理。遠赤外線効果で肉は柔らかく、生卵に豆板醤を加えたタレと混じり合うことで旨さが増します。
6 どぜう飯田屋【田原町】
江戸庶民に好まれたスタミナたっぷりのどぜう鍋
厳選した天然物のドジョウのみを使用したどぜう鍋は、浅い鉄鍋に刻み葱をたっぷりのせていただきます。代々当主から受け継げられた秘伝の割り下が、天然ドジョウの旨さを引き立てています。
7 桜なべ みの家 本店【深川】
明治のハイカラ鍋といえる桜なべ
明治のハイカラ鍋といえる桜なべ。馬肉は脂と旨みが十分にのっており、美しい紅色からも見て分かるとおり鮮度抜群です。
8 ZEN ROOM【自由が丘】
国際薬剤師が監修する本格派薬膳鍋
料理は一見カジュアルにみえますが、使用される薬膳鍋はかなりの本格派。薬膳とダシの旨味がぎっしりと詰まっており、投入する食材が豊富なのも嬉しい。
9 新湊はま作【東銀座】
寒鰤の旨味に心は震える
氷見の寒ブリは天然もので、12月下旬〜2月末の2ヵ月しか食べられない希少品。寒ブリを昆布ダシにさっとくぐらせ、ぽん酢入りの大根おろしをたっぷり巻いて食べると至福の時間が訪れます。
10 みぢゃげど【千駄木】
圧倒的に鮮度の高い旬の真鱈を用いたじゃっぱ汁
圧倒的に鮮度の高い旬の真鱈を用いた、じゃっぱ汁。美味しくとろける白子とぷりぷりで味わい深い身を余すところなく楽しめる珠玉の鍋。素材の旨味と熟成味噌の調味のバランスが良く、郷土料理の力強さを体感出来る。
食べ歩きの達人が紹介するお店10選シリーズ
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