@JUNP_Nです。先日、日本経済新聞が伝えていた総務省が「2015年5月以降に発売される端末よりSIMロック解除を義務付ける方針」としていた改正案が、10月31日に総務省が発表した「モバイル創生プラン」の中の1つとして発表されました。
2015年5月以降に新たに発売されるスマホ・タブレット等について、原則無料でSIMロックを解除
総務省が10月31日に発表した「モバイル創生プラン」の中で「SIMロック解除」についての改正案が盛り込まれています。
「モバイル創世プラン」ではモバイルの利用環境整備として以下の4つの項目について必要な取組事項を実施時期が記載されています。
- 自由に選べるモバイルの推進
- 安くて安心して使えるモバイルの推進
- モバイルの更なる高速化
- 新たなモバイルサービスの創出について
この中の「自由に選べるモバイルの推進」の中でSIMロック解除について触れられており「SIMロック解除の推進に向け、「SIMロック解除に関するガイドライン」を改正(本年中)」とし、ガイドライン改正案を「2015年5月以降に新たに発売されるスマホ・タブレット等について、原則無料でSIMロックを解除」とされています。
ケータイ Watchによると、ユーザーの不適切な行為を防止するために「割賦代金の未払い」「端末入手のためだけの契約」などの場合はSIMロック解除に応じなくても良いとされ、数ヶ月〜1年などの一定期間後のSIMロック解除の受付など必要最低限の措置は認めるそうです。
各社がどのような対応をするかは現時点では未定。今後各社から公表されることになるそうですが、携帯電話発売時にSIMロック解除の条件や他社回線利用時の不具合の可能性、利用電波帯や通信方式の違いなどの説明も各社に求めているそうです。
2年縛りなどについても改正!自動更新の契約についても解約可能期間の延長など
携帯電話キャリアを利用していて、一番面倒くさいと言っても過言ではないいわゆる「2年縛り」についても「モバイル創世プラン」で触れられています。
モバイル創世プランでは「期間拘束・自動更新付契約について、契約解除料を支払うことなく解約可能な期間の延長や、更新月が近づいた時点で利用者に更新に関する通知を徹底[速やかに着手]」とされているので、こちらは2015年5月を待たずに実施されるかもしれません。
他にも話題になっているU-mobileのようなMVNOサービス(仮想移動体通信事業者)についても普及啓発なども含まれています。
source:総務省|「モバイル創生プラン」の公表、ケータイ Watch