WordPressの便利さを日々感じていますが、ちょっと敷居が高いんです。(※Web業界の人ではない場合)そこで、僕たちの場合は、勉強するときに本を利用しました。4冊ほど購入したので、そちらのご紹介。
読んだ本はこの4冊
- WordPress レッスンブック
- WordPress 2.7対応「導入&カスタマイズ」実践ガイド
- PHPによるWordPressカスタマイズブック
- WordPress ポケットリファレンス
簡単にまとめると、1,2で勉強したあとに3を購入するのがオススメ。4はオススメできません。
本の詳細紹介
・WordPress レッスンブック
オススメ度:★★★
良いところ:ゼロから手取り足取りなところ
悪いところ:道のりが長いので途中で心が折れそうになるところ
この本の想定読者は、WordPressを利用して「オリジナルな」ブログを作りたい人です。「はじめに」部分を引用すると、
はじめに
「オリジナルのブログを作りたい」
そう思ったときに必要となるのがブログ構築ツールです。ブログ構築ツールにもいろいろなものがありますが、本書ではフリーで利用することができるWordPress(ワードプレス)を紹介します。
(中略)
本書では、WordPressのインストールと設定から始めて、記事の投稿、テンプレートの作成、スタイルシートの設定というように、ステップ・バイ・ステップで作業をしながらオリジナルのブログサイトを構築していきます。また、
(中略)
制作過程を通してWordPressの主要な機能やテンプレートタグの記述方法、HTML/XHTMLのマークアップやスタイルシートの設定ポイントなどを習得して、オリジナルのブログ構築に役立てていただければ幸いです。
と書いてあり、ステップを踏んで徐々につくっていくことができるのを売りにしています。WordPressは広く普及していますから、様々な人が「テーマ」を作って公開しているため、それらをチョイスするだけで、「かっこいい」ブログが作れちゃいます。でも、この本はその真逆で、つくりはじめは「かっこわるい」こと請け合い。でも、次第に、デザインが洗練されてきて、同時にWordPressの理解もすすむわけです。
苦労しますが頑張りがいのある本でした。オススメの使い方は、最初のページから、ひたすらコード(HTMLとPHP)を手で打っていくこと。丸写しで構わないと思います。僕はここで「テンプレートタグ」などの基礎を覚えました。
※注意
事前にHTMLとCSSの知識がちょっとだけあると理解が早いかもしれません。僕は、高校生時代にちょっとだけいじった思い出があったので、あーこんなタグあったなぁとか思い出しながら作りました。そのころは「テーブルレイアウト」全盛期ですから、CSSレイアウトの知識はゼロだったと言えます。蛇足ですが、このサイトのCSSも汚いところがあるので、直さないといけないのですが。
・WordPress 2.7対応「導入&カスタマイズ」実践ガイド
オススメ度:★★
良いところ:Tipsが散りばめられていて面白い
悪いところ:全体像が見えにくい
小技(=Tips)の効いた本に仕上がっています。例えば、
- ユーザー名「admin」を抹消してセキュリティを強化する
- クイック投稿をTwitter的に使う
- プラグインの探し方
など、ちょっと試してみようかなと思える小技が多く、コード(PHP)などをいじらなくてもできることがメインなので、WordPressの多機能さを楽しく学べます。WordPressでのサイト構築に一段落したら、こちらを読むといいかもしれません。特に、既存の公開されているテーマを利用して、サイトを完成させた人でも、カスタマイズする上で役に立つと思います。
(※注意:WordPressの現在のバージョンは3.1です。)
・PHPによるWordPressカスタマイズブック
オススメ度:★★
良いところ:難しい
悪いところ:難しい
PHPが書ける人であれば易しいのかもしれませんが、素人には難しい内容です。
- カテゴリAに属する投稿だけバナー広告を表示する(p.47)
- カスタムフィールドのもとにGoogleマップを表示する(p.77)
のような、ちょっと高度にいじってみたいときのサンプルがいくつもあるので、手元においておくと役に立つ日がくるのかも。僕の場合はp.246~を参考にして、「ショートコード」のプラグインの作り方を覚えました。
・WordPress ポケットリファレンス
オススメ度:★
良いところ:WordPressを理解するためにはじめての人がざっと読むには良いかも
悪いところ:読まずともわかる部分が多い
この本は「管理画面」に関する説明多くを占めているので、あえて読むまでもないかと思います。WordPressの管理画面は迷わないようにデザインされているので、あたらためて解説をしれもらわないくても大丈夫かと。
ということで、僕視点の4冊のWordPress本を紹介しました。まだ、WordPressについて理解できていない部分が多いので、「PHPによるWordPressカスタマイズブック」を参考にしながら、引き続き勉強です。では。