12月8日に「Chrome Web Store」がオープンしました。これによってなにが起こるのでしょうか?AppleのApp Storeの後追いではないのでしょうか?試しにいくつかのアプリケーションや拡張機能を利用してみたので、わかったことと、わからなかったことをレポートします。
Chrome Web Storeを利用してみました
Chromeを立ち上げて、こちらにアクセスし、まずはのぞいてみましょう。とりあえず、どのアプリを試せばよいのか迷った方は、lifehackerの記事が参考になります。
「Chrome Web Store」でぜひゲットしたいウェブアプリ5選 : ライフハッカー[日本版][b_hatena href="http://www.lifehacker.jp/2010/12/101209chrome5webapps.html"]
アプリのインストールが完了すると「新しいタブ」にこのような一覧が表示されます。新しいタブに常に表示されるので、よく利用するアプリが表示されていると便利ですね。また一番右側(赤矢印部分)にウェブストアへのリンクが表示されます。正直、アプリ自体には大きな魅力は感じませんでしたが、このショートカット的存在がかなり便利でした。
ご覧のように、Google系のWebサービスや、Write SpaceやTweetDeckをインストールしてみました。
Googleさんがささやいてくるんです。「Chrome Web Storeだけでなんでもできますよ!」と。だからChromeで動くアプリ作って、Chrome Web Storeで公開しちゃいないよとささやいるんだと思います。僕の場合はLifehackerの記事のアプリを試すつもりでChrome Web Storeにアクセスしましたが、ついChrome拡張をいくつかインストールしてしまいました。拡張とChrome上で動くアプリで十分だということでしょう。
Appleはこの分野(App Store/iTunes Store)で成功を収めていて、iPhoneユーザーの中にはPCにほとんどつながない人がいるくらいです。この傾向が加速するとWindowsがいらなくなるかもしれないということで、Googleもこの戦略に追随したいわけですね。
GoogleのChrome戦略
「Chrome OS」の搭載されたノートPCを配布し、テストを行っている
Chrome OSについて知っておくべき全てのこと : ギズモード・ジャパン[b_hatena href="http://www.gizmodo.jp/2009/11/_until_tod.html"]
Chrome OS初体験記?パソコンがクラウドにあるという状態は慣れが必要だ[b_hatena href="http://jp.techcrunch.com/archives/20101210chrome-os-review/"]
『Chrome OS』が示す「コンピュータの未来」 | WIRED VISION[b_hatena href="http://wiredvision.jp/news/201012/2010120920.html"]
(引用)現在ベータ版の『Chrome OS』は、米Google社が描くコンピューターの未来の姿を示している。つまり、常時ネット接続されたデバイスで、伝統的なハードディスクを捨て去り、代わりにウェブから読み込まれるアプリケーションとクラウド・ストレージを基盤にする、というものだ。
ここ最近Googleのブラウザ「Chrome」のネット広告が増えている(実感値)
僕が最近見かけたのは「Gigazine」や「mixi」を利用して「すごく速い/ものすごく速い」とうたっています。就活生にChromeをおすすめする広告も見ました。着実にシェアを伸ばしているchromeですが、広告を利用して一気にシェア拡大をする算段でしょうか。
まとめ
「Chrome Web Storeの発表と公開」+「Chrome OSのテストマシン配布」+「広告」
この3つの組み合わせで、Chromeを利用したシェア拡大戦略にGoogleがかなり力を入れてきていることが伝わってきました。
これが圧倒的に普及するのかは、まだ、わかりません。アプリケーションがまだまだ少ないので、はっきりいってまだ未熟という感じです。でも、Chrome Web Storeは「未来を感じる」内容に仕上がっていますので、新しいもの好きの方なら色々試してみて、今後の動きに期待するのがおつだと思います。では。