@JUNP_Nです。iPhoneでもGoogle日本語入力が出たらいいのになと切望している人もいるはず。現時点での選択肢はGoogle日本語入力のオープンソース版「Mozc」を採用したキーボードアプリを利用するしかありません。これまでMozcを採用したキーボードアプリを使ったことがなかったので試しに利用してみました。
オープンソース版Google日本語入力「Mozc」を採用したキーボードアプリ
今回試してみているのは「ワードライト」というキーボードアプリ。アプリの説明欄にある特徴としては以下の9つが挙げられています。
- 日本語の類義語変換
- Google日本語入力、サジェスト変換
- 関連語検索
- 小さな幅寄せキーボード
- 文節変換と擬似インライン
- フリックで単語、定型文を表示
- 定型文をユーザー辞書に登録
- キーボードサイズを変更
- カーソル移動、絵文字、顔文字
今回一番重要なのは「Google日本語入力」がちゃんと使えるのかという点。この点については「Google日本語入力のサジェストAPIを利用し正確に日本語を変換し、最新の固有名詞も一発で変換します」と書かれています。
結論から言うと、数日間使ってみた感想として「Google日本語入力すげー!」という感動はあまりなく、それよりも単純に「キーボードアプリとして便利」という感想でした。(意味ない)
キーボードアプリ「ワードライト」の便利なポイント
特に便利だなと感じる点は「カーソル位置の移動などキーボードとしての機能」「ユーザー辞書」「幅寄せキーボード」など。
「おはよ」と入力すれば、関聯した「顔文字」が多数表示されますし、「←」「→」のボタンを押せばカーソル位置を簡単に移動可能。絵文字も絵文字キーボードなど使わずにサッと選択できて便利。
「幅寄せキーボード」を使えば、iPhone 7 Plusなど大きいiPhoneを使っている人はフリック入力が楽になります。
使い所は限られますが、「類義語変換」では、「おーけー」と入力すると、「OK」だけでなく「同意」「承認」など多数の選択肢がでるのもすごい。
ユーザー辞書は「辞書ライブラリー」から選択して追加することができ、よく使うユーザー辞書はキーボード上部に表示させておくことも可能です。
かなり高機能なのですが、驚くべきは個人開発をされているアプリだという点。企業がリリースしているアプリほどのサポートは難しいかもしれませんが、なかなか痒いところに手が届くアプリになっています。
標準のキーボードとは勝手が違う部分が多いので「慣れ」は必要ですが、興味のある方は是非どうぞ!
ちなみに、Googleから「Gboard」という「キーボードからググれる」アプリが既にリリースされていますが、記事公開時では日本語には未対応(DLは可能)です。