@JUNP_Nです。2010年から4年間にわたり公開されたOVA作品「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」が、TVアニメとして再編集され「機動戦士ガンダムUC RE:0096」としてテレビ朝日系で4月3日より放送されることが発表されました。
機動戦士ガンダムの正当な続編、シャアの反乱から3年後が舞台の宇宙世紀0096年
「機動戦士ガンダムUC」がTVアニメになって帰ってくる!
img via:機動戦士ガンダムUC[ユニコーン] - 名古屋テレビ【メ~テレ】
「機動戦士ガンダムUC」の原作は「月刊ガンダムエース」で連載されていた同名の小説(著:福井晴敏)です。2010年〜2014年にOVA作品(episode1~7)として公開され、DVD&BDは歴代ガンダムシリーズの中でも最も売れた超人気作品。
この人気アニメがTVアニメとして再編集され、4月3日より(日曜7:00)テレビ朝日系で放送されます。
「機動戦士ガンダムUC」はいわゆる「ファーストガンダム」と呼ばれる「機動戦士ガンダム」の歴史を続く作品で、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から3年後である宇宙世紀0096年が舞台になっています。
また、音楽はOVAから引続き澤野弘之氏が担当、OP「Into the Sky」/ED「Next 2 U -eUC-」に決定。episode 6、7で主題歌を歌ったAimer(エメ)もゲストボーカルとして参加することが発表されています。
大人のためのガンダム「ガンダムUC」が日曜朝という子供向けの放送時間になった理由は?
ガンダムUCの内容としては日曜朝に向いているとはどうしても思えないのですが、この点について原作者の福井晴敏氏がコメントをしています。
この春、ガンダムユニコーンがテレビアニメになって帰ってきます。しかもファーストガンダムと同じ、「名古屋テレビ」の系列で(メ~テレのことね、もちろん)。放映時間は毎週日曜午前7時と早めの時間帯ですが、これは時代の趨勢でしょう。深夜ではなく、お子様もご覧になれる時間に放映できることが、UCにとってはとても重要なのです。
UCは「大人のためのガンダム」でしょ?なんで今さら子供に見せたいの……って言うか、子供受けする要素あると思ってんの?と、すかさず疑問を持たれたあなた、あなたはまったくもって正しい。昨今のマーケティング観点に従うなら、UCの今回の放送の仕方は無茶もいいとこという一方の見方はあります。
が、当初はファーストガンダム世代、すなわち大人層に向けて発信されたUCが、エピソードを重ねるごとに中高生からなる若年層を取り込んでいった事実。加えて、そもそもファーストガンダム自体がハイティーン向けに作られていたにもかかわらず、筆者を含む当時の小学生がガンプラ・ブームから始まる社会現象を底支えしていった経緯を振り返る時、この無茶にこそ閉塞感を突破するなにかが宿るのではないか……と、我々は半ば本気で信じてもいるのです。
十年前に企画が立ち上がった時には、想像もし得なかったテレビアニメ化――その先にあるものは、やはり十年前の我々には想像し得なかったなにかであるかもしれない……というところで、まずはガンダムらしいテレビフォーマットに置き直されたUCをご家族と、ご友人たちと共有していただければと思います。いまだそこに在る可能性の獣とともに。
小説『機動戦士ガンダムユニコーン』
作家 アニメ『機動戦士ガンダムユニコーン』ストーリー 福井 晴敏
source:機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096 / 名古屋テレビ【メ~テレ】