iOS 8のUIコンポーネントなどを使えるワイヤーフレーム機能で、より速くプロトタイプを作成できる!
今まで何故この機能がなかったのか!モバイルデバイスのプロトタイプを作成することができる「Prott」にワイヤーフレーム作成機能が追加されています。
今回のアップデートでは、iOS 8のUIコンポーネントやシェイプを簡単に追加できるワイヤーフレーム機能がメイン。ドラッグ&ドロップで超簡単にプロトタイプの作成が可能になっています。
ドラッグ&ドロップで利用できるiOS 8 UI Kitsはかなり便利。他にもワイヤーフレームで使いそうなオブジェクトが多数ありますし、自分でシェイプを追加することも可能。
今回のワイヤーフレーム作成機能の中でも便利なのが「コンポーネント登録機能」です。よく使うものは「コンポーネント」として登録することで、いつでもすぐに呼び出して効率よくワイヤーフレームを作成できます。
コンポーネントの管理もリストを作成することができるようになっています。
個人的にProttで一番素晴らしいと感じている点は「動くプロトタイプを実機で確認できる」というところ。作成したワイヤーフレームをiPhoneアプリ(
Prott)で実際に動かして試すことができます。
今まで他のツール(PowerPointなど)でワイヤーフレームを作成していた人も、画像としてProttにアップロードすれば簡単に動くプロトタイプを作成することもできます。
肝心のワイヤーフレーム機能の使い勝手ですが、グループ化や重ね順なども設定できますし、細い位置も座標で指定できますし、幅指定や角度の設定、整列機能もあります。色指定や不透明度、角丸などプロトタイプを作成するには十分すぎると言えます。
このワイヤーフレーム機能を使うことができるのは有料ユーザーのみで、現在はブラウザ(PC)のみ利用可能。6月いっぱいはトライアル期間として全てのユーザーがワイヤーフレーム機能を無料で利用が可能になっています。
アプリ開発者はプロトタイピングツール「Prott」は知っておかないとヤバい
ここ数年、
プロトタイプを作成することの重要性は多くの場所で語られています。それを強くメッセージとして発信し、自社サービスまで開発して提供しているのがGoodpatch(グッドパッチ)です。
プロトタイプを作成することができるツールは他にも「
Fluid UI」「
InVision」「
Cacoo」などが競合にありますが、「
Prott」はプロトタイプ作成だけでなく、チーム内でのコミュニケーションも図ることができるように作られているのが特徴。Prottは「ラピッドプロトタイピング」「ラディカルコミュニケーション」に特化したプロトタイピングツールです。
既に、IDEO、Yahoo!Japan、DeNA、GREE、クックパッド、nanapiなどの企業や、デジタルハリウッド大学/大学院や多摩美術大学などの教育機関でも導入されています。コミュニケーションの場面ではIT/Web関係者は使う場面が多くなってきている「
Slack」ともAPI連携することができます。
まだ使ったことがないという人は、まずは無料プランから試してみると良いですよ!
Prott - Rapid prototyping tool. Now gets an app.