限定酒も届く!今月は日本酒コンシェルジュに質問してみた!
モニターとしてサービスを利用させていただいているSAKELIFE、今月は2ヶ月目になります。
参考:「SAKELIFE」モニター1ヶ月目|毎月美味しい日本酒が届くだけじゃなかった!
SAKELIFEは日本酒の定期購買サービスですが、日本酒についての相談に乗ってくれる「日本酒コンシェルジュ」(高橋正典さん:千葉県にある老舗酒屋の二十五代目)というサービスがあるので、せっかくなので今月は日本酒コンシェルジュに質問をしてみました。
今月もしっかりと梱包されて日本酒が届きました。まだ2ヵ月目なのですが、今月は何が届くのだろうとわくわくするのもSAKELIFEの楽しみの1つですね。
今月届いたのは全国で300本限定で販売された「竹葉 純米 雫」というお酒。今月もSAKELIFEのメールマガジンでは届いたお酒の説明が詳細に書かれていました。
前回も思ったのですが、こういった説明があると日本酒をもっと楽しめます。読んだだけで美味しそう。
今回は、石川県−能登の銘酒、竹葉(ちくは)醸造元の数馬酒造からなんと、全国で300本だけ販売されたお酒になります。
能登産の酒造好適米-五百万石を使った初搾りのお酒をお送りします。
ーーーーーーーーーーーーーーー□竹葉-純米-雫 chikuha■使用米:能登産五百万石■精米歩合:六十%■使用酵母:協会9号■日本酒度:+1■酸度:2※日本酒のラベルの裏にかいてあるこれらの用語がわからない方も、SAKELIFEを続けるうちに読めるようになります。ーーーーーーーーーーーーーーー
今回の竹葉は、数馬酒造の数馬社長(27)と米生産加工会社「ゆめうらら」の裏社長(27)の若手経営者二人が、米、造り手、水 すべて「能登産」にこだわり、「特に若い人にのんで欲しい」と数馬社長。
また、今回の使用米の五百万石は、石川県唯一の水田環境特A地区認定の田んぼで育てられたお米で、環境特A 地区は、水質、土壌はもちろん、田んぼに住んでいる生き物の数など、複数の基準を越さなくてはならず、裏社長の情熱と努力が今回の石川県唯一の認定にいたりました。
華やかな吟醸香と、米の旨みがのった味わいが特徴的です。若社長の感性と、熟練の蔵人たちの技から出来上がった今回の一本は、日本酒初心者の方から、上級者の舌をもうならせる一本として完成しました!
また、しずく酒というのは、人の手によって圧力をかけて一気に絞るのではなく、自然の重力をつかい、一滴、一滴、雫となって落ちる日本酒を集め使う方法です。
日本酒は大変繊細なので、人力の圧をかけると、どうしても味に雑味がでてしまいます。手間はかかりますが、この方法を使うことで、日本酒本来の味わいを保つ事ができます。
今回はSAKELIFEの「日本酒コンシェルジュ」を活用してみようということで「コンビニなどで手軽に購入(調理)ができる肴ってありますか?」と質問してみました
こんなざっくりとした質問でどんな答が返ってくるのだろうと思っていたら、これまたメールマガジン同様に細かく丁寧なお返事が来ました。
本当に日本酒コンシェルジュが神対応だった!これはサービス継続したくなる!
以下がSAKELIFEの日本酒コンシェルジュ(高橋正典さん)からの返信。たったひとことの「コンビニなどで手軽に購入(調理)ができる肴ってありますか?」という質問に対してこれだけの返信をしてくれる神対応をご覧ください。
「コンビニなどで手軽に購入(調理)ができる肴のレシピ」についてですが、自宅にあるお酒にあわせて肴の買い物にでかけると、コンビニの買い物がうんと、楽しくなります!
日本酒と肴選びの基礎
まず、日本酒と相性の良い肴を選ぶ際の基礎をお伝えします。日本酒と肴を選ぶ際の基礎は、味の濃さ、香り、酸味など近い傾向のものを合わせることなのですが、いきなりこれらを考えながら選ぶのは大変なので、まずは一番簡単な味の濃さで、組み合わせを考えてみましょう
濃さでその日の肴を考える
日本酒にあう肴を考える際のファースト・ステップは濃さを合わせることを考えることです♪
味の濃い日本酒には、味の濃い肴を味の薄い日本酒には、味の薄い肴を
といった具合です。
これらをコンビニで買える商品の組み合わせとあわせて考えると
- 味の濃い日本酒(原酒や熟成酒など)カマンベールチーズやドリア等のチーズ料理、豚の角煮などの濃い肉料理
- 味の濃さが中間の日本酒(純米酒など)鳥の唐揚げや、軟骨などの、揚げ物、鯖の味噌煮などの加工系の魚食品、寒ブリなどの脂ののった刺し身、カール等の味の濃いスナック菓子(以外にあいます)
- 味の薄い日本酒(本醸造など)ドレッシングによりますが各種サラダ、焼き魚、などのほぼ素材のままの魚料理、白身魚系の刺し身、さきイカ等の乾き物、ピーナッツ等の乾き物
といった具合です。
日本酒と肴の食べ合わせ方
では、日本酒と肴がそろいました。 実際に食べ合わせるときの僕のおすすめの方法をお伝えします。
- まず料理を口にいれ食べ始めます
- 口に少しだけ料理が残っている時にお酒を一口
- 舌の上でお酒と肴どちらが濃いか考える
- お酒が濃い場合、次に1で食べた時よりも濃い肴を口に入れ1の手順へ
肴が濃い場合、薄い肴を口に入れ1の手順へ1から3を繰り返すだけで、その日のベスト・オブ・肴を発見できます♪ また3と4の間に水を飲んだり、味のついていない豆腐を挟むことで、舌をリセットできます。
(味のついていない豆腐は舌の上をリセットしてくれる働きがあります。主成分のタンパク質は、吸収力が強く、 舌の上の雑味をくっつけるので味がリセットされます。)
その他の要因について
上記のように濃さは組み合わせを考える上で簡単ですが、香りには様々なタイプがあり難しいです。
生酒にある、日本酒本来の香り 吟醸酒にある、吟醸ならではの香り熟成酒にある、熟成の香りと
それぞれの日本酒の香りに、合う肴の香り合わない肴の香りがあるので、まずは香りについては考えず、肴もあまり香り高くないものを選んでみましょう。
また、濃さの次に合わせるのが簡単なのが産地です。
どういった産地か知っていればになるのですが、漁業のさかんな土地の蔵なら海の幸を、山の中にある蔵なら山の幸を
造り手の人たちが普段食べているものは、そこから造られるお酒の味に多くの影響を与えるからです。
実践編
では上記のことを参考に、今回お送りした「竹葉-純米しずく」に合うコンビニで買える肴について考えてみましょう♪
- 今回、純米酒なので肴の濃さは中間のものを
- 竹葉のある能登町は日本海に面した漁業の盛んな場所なので、魚系を中心に
- 香りの組み合わせは難しいので肴はあまり香り高くないものを
以上のことからベストマッチしそうなコンビニで買えるものは、鯖の味噌煮、鰆の西京焼きをメインに
(コンビニ縛りでなければ脂ののった新鮮な刺し身を使いたいところですが笑)
海老の唐揚げ、ひじき煮、魚介系おでん、などを副菜にチョイス味噌汁はあさり、しじみのカップ味噌汁を♪
また食べ合わせの実験をするならば、副菜や食後のおつまみ用に、濃い肴、薄味の肴を一品ずつチョイス
- 濃い肴としてイカの塩辛(塩辛は保存食品なので山奥にある蔵の日本酒ほうが合いやすいです)※魚介系しばりでなければカマンベールチーズもためしてもらいたいところ
- 薄い肴としては、かまぼこや、さつま揚げ等の練り物、ソフトさきイカなど(できれば舌のリセット用に豆腐が一丁あると)
といった感じでコンビニからチョイスしてみてください♪一本のお酒でも、肴の数だけ楽しむことができます。何気ないコンビニの買い物がうんと楽しくなるのではないでしょうか?
おまけ-調理について
最後に質問にもあった調理についてですが、買ってきた肴が料理と合わない場合は調理をすることで、お酒と相性の良い料理に変身させられます。
例えばイカの塩辛はそのままだと、今回のお酒よりずっと濃く、塩辛の酸味ともあわないのですが、パスタにすることで、程よい濃さの魚介系パスタに変身させることができます。
お酒の濃さに料理の濃さをあわせるように、具や調味料を考えてみてください♪
これ神対応じゃないですか...。丁寧過ぎてビックリするし、とても勉強になります。
ちなみに別の質問も合わせてしていたのですが、そちらもとても丁寧にお返事していただきました。本当にありがとうございます。
ちなみにSAKELIFEの日本酒コンシェルジュに寄せられる相談は「日本酒の海外事情」「日本酒と虫歯の関係」「酒米の歴史」などの専門的な話しや、「お父様の還暦に送るお酒の相談」「ホームパーティーで提供するお酒の相談」「二日酔い」など多岐にわたっているそうです。
SAKELIFEはこういったきめ細かい対応がサービス継続率が脅威の92%という数字に繋がっているのでしょう。
というわけで、SAKELIFEのモニター2ヵ月目でした。是非、1ヵ月目の記事もあわせて御覧ください!
「SAKELIFE」モニター1ヶ月目|毎月美味しい日本酒が届くだけじゃなかった!