台風などの強風で、止まってしまうことの多い電車。電車が停止する基準などを定めた「鉄道運行基準」には、どの程度の強風で電車が止まるか記載されていますが、鉄道会社によって基準はさまざま。あわせて、電車の運行情報を確認できるサイトもおさえておきましょう。
強風時の電車運行基準は各社違います!あなたの使っている電車はどうですか?
基本的に風速30m/s以上になったら、どの鉄道も運転中止となっていますが、風速25m/sでは運転中止とならない鉄道もあります。
また運転中止にはならないものの、速度制限などの対応をする鉄道もあるため、大幅な遅れが発生することもあります。
各鉄道事業者とも、風速30m/s以上で運転中止となります。台風接近時など今後風が強まると見込まれる場合には、運転規制が早まることがありますので、ご注意ください。なお、防風柵が設置されている場所など、上記とは別の規制値が設定されている区間があります。
鉄道事業者のほとんどが「瞬間風速」の数値を採用しています。吹く風は絶えず強弱の変動があり、「瞬間風速」は「平均風速」の1.5倍~3倍以上になるといわれています。そのため、平均風速10m/s程度でも、列車の運転に影響することがあります。
Twitterでも話題になったことがありますが、最大瞬間風速の目安は以下のようになっています。
最大瞬間風速50m/s以上ってのは 「 たいていの木造家屋が倒れる。樹木は根こそぎになる 」 ってレベルだからな。対策はしっかりしとけよ。何かを失ってからじゃ遅いんだぞ pic.twitter.com/y81gbjX3bd
— 台風26号 (@TAIHU_26) October 15, 2013
- 風速30m/s以上…特急列車並みの速さ。多くの樹木が倒れる。ブロック壁が倒壊することも。
- 風速25m/s以上…高速道路の自動車の速さ。養生の不十分な仮設足場が崩壊する。
- 風速20m/s以上…何かにつかまっていないと立っていられない。屋根瓦が飛散することも。
- 風速15m/s以上…風に向かって歩けなくなる。屋根瓦がはがれることも。
電車の運行情報を確認できるサイトを覚えておきましょう
台風が直撃してしまった場合は確実に電車の運転中止か、速度規制など、運行には影響が出るでしょう。電車の運行状況を確認するためにも、以下のようなサイトをブックマークに入れておくと便利かもしれません。
最近では、LINEアプリでも電車の運行情報を通知することができるようになったので、普段使う路線を設定しておくのも◎。
もし台風が直撃してしまったら、自宅で休める人はおとなしくしていたほうがいいですね。それでも会社に行く!という日本人って色んな意味で凄いですね。